| 貴院が抱えていた病院経営の課題とはどのようなものでしょう?
病院にとって、施設内を患者さんの過ごしやすい環境≠ノ保つことは非常に重要なことですが、これに掛かるコストは決して軽視できないものです。当院の建物は建設から13年がたち、快適な病院生活に欠かせない、空調熱源機器(以下 熱源)が老朽化をきたしていました。
これに連なるように、メンテナンスや故障にかかるコストと人的負担、また追い討ちをかけるような熱源燃料のA重油価格の高騰と、年々増加するランニングストが病院経営に少なからず影響を与え始めたのです。熱源更新による快適性向上と省エネルギー・省コストは病院の課題のひとつとなり、そこで導入したのが高砂熱学工業の提供するグリーンエアESCOサービスです。
高砂熱学工業のグリーンエアESCOサービスを導入した理由は?
投資に対する経営判断が下しやすいということに尽きます。ESCOサービスは事業者が一定の省エネ効果を保証してくれますが、これは、金額換算することで一定のエネルギーコスト削減を保証されるのと同義となります。そのため、熱源更新がいくらのエネルギーコスト削減を生み、かかる投資を何年で回収するかが明確になるので経営判断もし易いという利点がありました。
事業者に支払うサービス料もエネルギーコスト削減と相殺されるので、より経済的負担が少なく最新の省エネルギー熱源の導入ができます。故障対応による人的負担まで考えると、数字に表れない効果も大きく、単純投資による熱源更新より、付加価値の多いESCOサービスを選択したわけです。
導入の効果はどのようなところに現われていますか?
当院では、エネルギー使用量として17・1%の削減保証を契約しています。あくまで保証値なので、実際はもう少し大きな効果が期待できます。また今後は、私たち病院施設のような業務用建物に対してはCO2の削減の規制強化が予想されています。そこで当院では、今回の更新にあたり、CO2排出量が大きく供給価格の不安定なA重油から電気にエネルギー転換し、CO2を21%の削減と、規制強化の先手を打った施策を講じることができました。
この期待効果が認められたことで、環境省の『業務部門対策技術率先導入補助事業』に採択され、熱源更新の投資費用のうち1/2の補助を受けることができました。残った1/2の投資費用に関しては、削減したエネルギーコストの4・1年分で回収できる。非常に事業性の高いESCOサービスによって多くのメリットを享受することが可能となっています。
ESCOサービスを上手く活用するのに必要なこととは?
ESCOは、エネルギーコスト削減効果をいかに確保するかが肝要であり、各病院施設にあった省エネルギー手法の企画立案、実際の現場に落としこむ施工技術、エネルギー削減効果を検証・報告するといった総合的なエンジニアリング能力が求められます。
契約も複数年に及び、ESCO事業者とは長い付き合いになることから、技術的にも社会的にも信用のできるESCO事業者と取引することが確実な成果を挙げるためにも重要なファクターになると思います。また、燃料価格の高騰などによる予測値の変動もあることから、内容をよく理解した事務担当者をおき、ESCO事業者と常に情報交換などの連携をとることも大事です。任せっぱなしはよくないですね。
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