| トップ > 特集一覧 > 真の”健康を管理するセンター”を目指して~東海記念病院・健康管理センター~ | ||||
特 集 |
|
|||
|
||||
| 愛知県春日井市にある東海記念病院併設の健康管理センター。 来年度から実施される特定健診・特定保健指導を追い風に、 需要高まる健康診断や予防医学に対する取り組みについて伺いました。 |
| 病院併設という強みを生かして |
名古屋市郊外の自然あふれる静かな立地に位置し、疾病予防・治療・リハビリテーション・福祉介護という、包括的な医療体制を整える東海記念病院。その疾病予防という役割を担っているのが、人間ドック・健康診断を行う併設の健康管理センターです。早くから予防医学の重要性に注目し、すでに特定健診・特定保健指導に対応しています。「健康診断といえば、基本的に検査項目自体はどこで受けても同じですが、当センターでは検査の精度を高めていくことで、他との差別化を図っています。特に病院施設の健診センターというのは病院との連携があるので、医療と同じレベルでのデータのやりとりが可能になります。この連携は健診後の保健指導においてもとても有効です。それでいながら、健診センターとして独立しているため、専門的な検査なども数多く手がけることができます」 写真:今回取材にご協力いただいた医療法人社団喜峰会理事長・岡山政由さん(左)と健康管理センター主任・野村健一さん(右) |
| 「医療であって医療でない」健診に対する意識改革 |
淡々と受けるというイメージの強い健康診断には、意外にも多くのことが求められているといいます。健診に対する考え方を変えていくには、ルーティンで行われるだけと思われていることを払拭していく必要があります。そのためには、まずは受け入れる雰囲気作りが重要になってきます。健康管理センターは、ステンドグラスが煌めく入り口からして、病院という雰囲気を全く感じさせません。また、広々としたロビーにはアート作品が数多く飾られたり、上品な家具が置かれたりと、かなり落ち着いた作りです。
「この雰囲気は皆様に受け入れられていると感じています。肝心なのはその先。どこまでのサービスが適当なのか、いわゆる患者サービスが求められているのかを模索しているところです。サービスといっても、まるで高級ホテルのお客様に接するような丁重すぎる態度でも、逆にびっくりされてしまう。年代、性別、また地域性によっても受け取られ方が違うため、常に健診者の気持ちを推し測ることをスタッフ一同心がけています」
健診はお金を払って受けるものですが、よっぽど応対が悪かったり、待たされたりっていうことがなければ、病院同様お褒めの言葉やクレームというものが出にくい場ではあります。また、一般的なサービス業に比べて、健診者側もサービスを受けるという認識は低いのかもしれません。時間がかかりすぎてもどうなのか、かといってスピード重視で終わればいいのか、健診センターというのは業務として奥が深いといえます。
写真:アート作品が壁を飾り、病院っぽさを取り払った落ち着いた雰囲気で、安心感を醸し出している。 |
| 経験者ならではの「気づき」を大切に |
健診を受ける人同様、健診センターというのは、働く人間側から見ても軽視されている傾向があるといわれています。専門職というイメージが薄い、病気の人を治すという技術を発揮できないのではないか、やりがいを感じられるのか…など、医療の補助的、補足的位置づけだと考えがちです。「技術や経験がある人こそ、健診センターはその力を生かす場であると考えています。健診者やデータを見て異常をすぐに発見したり、どういう風に指導できるかと考えていける。早期発見が重要になってくる現場だからこそ、培った技術を生かそうと思えば、実は健診センターは理想的なのではないでしょうか」
予防医学が重要視され始めている今だからこそ、働いている人々にも「求められている」という自覚が現れているといいます。何もかもをオートメーションでやってしまうのではなく、一人ひとりが自ら手を動かしてチェックし最後まで責任もってデータ管理するという、基本的な過程を大切にし、早くから「気づき」をしようという意識が持てる現場作りを心がけています。ひいてはそれが、健診者への気遣いにつながっていくのです。写真:2005年に日本人間ドック学会より、愛知県内で初となる「人間ドック・健診施設機能評価」の認定を取得。全国では11号目となる。 |
| 健診、そして予防。その重要性を広めていくために |
| 特定健診・特定保健指導についてもいち早く活動を進め、メタボリックシンドロームに関わる腹囲計測などについても、早くから取り組んできた健康管理センター。健康診断の需要が高まる中、これまでと引き続き、「安心と喜びを感じられる予防医学を実践する」という理念のもと、名前が示す通り、真の「健康を管理できるセンター」でありたいと願っています。また、ホームページやメールマガジンなどを活用した健康情報や健診情報の発信などで、患者や健診者だけでなく、健康な人に対して健診の啓蒙を広げていくことも考えています。 「医療側の感覚ではなく、病気にかかる前に予防するという立場で考えていくと、もっといろいろなことが見えてきます。そのためには、病院併設という土台に甘えない、立派な設備だけに頼らないという管理センターとしての自立性を高めることも大切です。そして開設当初より考えていた、健診の結果に応じてその人その人に合ったアフターフォローができれば、将来的には医療費の軽減にもつながります。医療が本来の姿になっていく、地域医療に貢献できる、その実現のためにこれからも意欲的に取り組んでいきたいと思います。そして、より健診者のためのサービス充実を目指していきます」 |
医療法人社団喜峰会東海記念病院 健康管理センター 愛知県春日井市廻間町字大洞681-47 Tel:0568-88-0568 http://www.t-m-h.jp/ 2000年、東海記念病院の創設50周年の節目に開設。各種人間ドック、健康診断を行う。人間ドック・健診施設機能評価認定取得施設。 |

名古屋市郊外の自然あふれる静かな立地に位置し、疾病予防・治療・リハビリテーション・福祉介護という、包括的な医療体制を整える東海記念病院。その疾病予防という役割を担っているのが、人間ドック・健康診断を行う併設の健康管理センターです。早くから予防医学の重要性に注目し、すでに特定健診・特定保健指導に対応しています。
淡々と受けるというイメージの強い健康診断には、意外にも多くのことが求められているといいます。健診に対する考え方を変えていくには、ルーティンで行われるだけと思われていることを払拭していく必要があります。そのためには、まずは受け入れる雰囲気作りが重要になってきます。健康管理センターは、ステンドグラスが煌めく入り口からして、病院という雰囲気を全く感じさせません。また、広々としたロビーにはアート作品が数多く飾られたり、上品な家具が置かれたりと、かなり落ち着いた作りです。
「この雰囲気は皆様に受け入れられていると感じています。肝心なのはその先。どこまでのサービスが適当なのか、いわゆる患者サービスが求められているのかを模索しているところです。サービスといっても、まるで高級ホテルのお客様に接するような丁重すぎる態度でも、逆にびっくりされてしまう。年代、性別、また地域性によっても受け取られ方が違うため、常に健診者の気持ちを推し測ることをスタッフ一同心がけています」
健診はお金を払って受けるものですが、よっぽど応対が悪かったり、待たされたりっていうことがなければ、病院同様お褒めの言葉やクレームというものが出にくい場ではあります。また、一般的なサービス業に比べて、健診者側もサービスを受けるという認識は低いのかもしれません。時間がかかりすぎてもどうなのか、かといってスピード重視で終わればいいのか、健診センターというのは業務として奥が深いといえます。
健診を受ける人同様、健診センターというのは、働く人間側から見ても軽視されている傾向があるといわれています。専門職というイメージが薄い、病気の人を治すという技術を発揮できないのではないか、やりがいを感じられるのか…など、医療の補助的、補足的位置づけだと考えがちです。「技術や経験がある人こそ、健診センターはその力を生かす場であると考えています。健診者やデータを見て異常をすぐに発見したり、どういう風に指導できるかと考えていける。早期発見が重要になってくる現場だからこそ、培った技術を生かそうと思えば、実は健診センターは理想的なのではないでしょうか」
予防医学が重要視され始めている今だからこそ、働いている人々にも「求められている」という自覚が現れているといいます。何もかもをオートメーションでやってしまうのではなく、一人ひとりが自ら手を動かしてチェックし最後まで責任もってデータ管理するという、基本的な過程を大切にし、早くから「気づき」をしようという意識が持てる現場作りを心がけています。ひいてはそれが、健診者への気遣いにつながっていくのです。
医療法人社団喜峰会