| トップ > 患者サービス委員会 > お茶の水・井上眼科クリニック ユニバーサルデザイン | ||||
患者サービス委員会 |
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| お年寄りや体の不自由な方、小さな子供、痛みなどで注意力の低下している方、眼科ならば視力や視野の悪い方等の様々な人たちが安全で安心して受診できるようにするのは、どの医療機関にとっても共通の課題といえます。 2006年1月5日に井上眼科病院の外来部門が統合されてできた井上眼科クリニックでは、そのような患者さん向けに「ユニバーサルデザイン」を取り入れ、院内の空間設計から案内表示の改善、目に優しい照明計画、床素材による通路の表現など「患者様第一主義」を目指した様々な努力を行っています。最先端の医療機関による積極的な患者サービスへの取り組みをご紹介します。 |
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| 外来診療のホスピタリティをユニバーサルデザインで実現 | |||
| 1881年に創立された井上眼科病院は、患者さんの増加や医療機器の増加で手狭になってきたことから、外来専門の井上眼科クリニックを新お茶の水ビルディング19階、20階に開設しました。その開設にあたり導入されたのが「ユニバーサルデザイン」です。というのも、眼科を受診する患者さんは見え方に問題のある視覚障害(ロービジョン)の人が多いのに、従来の病院ではそれを考慮したデザインができていなかったことに加え、患者さんに高齢者が多いことや小児外来にも積極的に取り組んでいること等から、ロービジョン対応を中心に据えるというバリアフリーの発想ではなく、できるだけ幅広い人を対象とするこのユニバーサルデザインの考え方が採用されました。 その具体的な現れはまず、フロアの設計に見られます。2フロアに渡る診療スペースのうち、19階に受付・会計を設置しすべての患者さんの出入り口とし、院内の移動にはビル共用のエレベーターを用いずに患者さんの移動のための専用エレベーターが設置されています。さらに施設空間の構造を単純化し、患者さんがどこに行ってよいかすぐに分かるように、受付↓検査↓診察という診療の流れで主要スペースが配置されています。 さらに分かりやすくするために照明や床のデザインにも工夫がなされています。ロービジョンの方は、明るさに強弱差があると見づらさや不快感の原因となるほかに、まぶしさを不快と感じる方が多いため、待合スペースはダウンライトを等間隔で配置し、外光のセンサーと連動させて適切な明るさになるよう調整しています。また通路部分に沿うように天井にライン照明を設けて、移動する方向が一目瞭然で分かるようになっています。 |
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| 床の色とデザインにも心配りが見られます。物を落とした際の物の見つけやすさは、患者さんにストレスを与えない重要なポイントであるため、カーペットは色柄の無い、濃いグレー一色にしています。またデザインも通常のものだと、ロービジョンの人には段差があると感じさせてしまう危険があるため、細かいパターンのものにするなど患者さん目線を徹底しています。 | |||
| 細かなところまで配慮が行きとどいた「患者様第一主義」 | |||
| 案内表示にもユニバーサルデザインの考え方がよく現れています。見やすさと分かりやすさを第一に、案内表示のプレートは幅が90センチ、高さは床から天井までという非常に大きなサイズになっています。そして淡い色の壁面に濃いダークブルーのプレートを設置することで、存在を強調し、さらに白の文字で案内を表記することでまぶしさを感じにくくし、より見やすいものにしています。そのこだわりはまだまだとどまるところを知りません。議論だけでなく、何度も調査を重ね、表示の文字のフォントやサイズ、トイレの男女のマーク、フロアマップにいたるまで、細かなところまで患者さんのことを第一に考えた造りになっています。 |
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| こうした建築計画から備品コーディネートにいたるまでの一貫したユニバーサルデザインの導入により、日本ユニバーサルデザイン研究機構の「使いやすさ検証済施設」認証の第1号を取得しています。 井上眼科クリニックではこうした取り組みに満足することなく、今後も定期的に患者さんの意見を聞き、環境性能を測っていくとともに、クリニックとしても患者さんのホスピタリティを評価していく調査項目を定め、その調査・分析を行いながら、施設や運営、患者さん対応の改善を図っていくとのこと。「これまでよりも使いやすく」を目指すユニバーサルデザインへの取り組みがますます楽しみです。 |
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